乳児湿疹 掻き傷の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
乳児湿疹の為、小児科や皮膚科へ行って治療をしていたが一向によくならないため、漢方薬で改善したいという事で来店されました。
病院ではアタラックスPの内服薬、ロコイド軟膏をもらっていたそうです。
症状を見させて頂きますと体全体が真っ赤っかで掻き傷もあり、かなり痒みがあるようです。
詳しくお話を伺ったところ、お風呂上りが特に酷くなるようです。脚の膝の裏や足首が赤く紅斑、丘疹が見受けられます。食事の離乳食が早かったため、乳児湿疹になりやすい様です。
1歳女の子
中国医学では『脾虚湿生(ひきょしっせい)』、『血熱鬱滞(けつねつうったい)』の状態ととらえます。胃腸の消化機能を正常にして老廃物を体の外へ排泄する作用のある生薬のお茶をお渡ししました。
さらに、外用のスキンケアで皮膚炎のアトピー性皮膚炎の方にもお勧めのクリーム、ローションを混ぜて塗っていただいております。また、皮膚疾患専用の入浴剤を使っていただきました。
すると1か月ほどで劇的に赤みが減り、掻かなくなっていたという報告を受けました。お腹や体、顔の赤みは綺麗になくなり、お父様もお喜びの様です。
引き続き続けていただいております。
赤ちゃんはまだ、臓器がシッカリできていません。その為、胃腸も大人と違って消化吸収がうまくできません。
離乳食は5か月目から始めましょうなどと記載されている雑誌を見た事がありますが、これはすべての赤ちゃんには当てはまりません。
離乳食を始めた為に乳児湿疹に悩まされるお母さんも多くいらっしゃいます。離乳食は遅くてもいいんですよ。
母乳だけで育てる方がスキンシップもできて、赤ちゃんにとっては大切な事になります。ちょっとした事かもしれませんが、毎日の積み重ねが今の現状に繋がります。
賢いお母さんは是非、気付いて下さいね。
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